アイビーファッションとともに日本に上陸し1970年代に一世を風靡した「カレッジリング」。日本ではファッションの一部として捉えられ、今もメンズアクセの1ジャンルとして人気が高いが、実は、古き良きアメリカの歴史文化に彩られたウンチク満載のアイテムなのである。

はじまりは1835年、ニューヨーク州にある米陸軍士官学校の卒業記念リングだった。入学より卒業のほうがはるかに難しいアメリカにおいて、名門校を卒業するということはつまり、将来が約束されたことを意味していた。この習慣が東海岸の名門8大学・アイビーリーグの学生たちに広まり、カレッジリングへと進化。母校の校章や学部のマーク、卒業年、イニシャルなどを刻み込み、誕生石をはめた指輪は、前途有望な若者たちのエリートの証となった。

一方、米軍の兵士や上官は所属する部隊の記章を刻んだ「ミリタリーリング」を勇者の証とし、妻や恋人の名前を刻んでお守りにした。そしてスポーツ界のアスリートたちは、ダイヤモンドやサファイヤをちりばめた華やかな「チャンピオンリング」に勝者の栄光を刻み込む――学生時代の思い出、仲間との絆、キャリア、勝利、成功――カレッジリングはまさに、誇りと栄光を刻み込んだ“身に着けるトロフィー”“指に巻く勲章”なのである。

本誌では、そんな男の指輪を徹底紹介。本場アメリカで作られた1920～2000年代のビンテージ・カレッジ&ミリタリーリング300を大特集しながら、ひとつひとつに刻まれた物語をひもといていく。もちろん、日本国内で購入できるものばかりだ。

また、メジャーリーガーや日本のプロ野球選手のチャンピオンリングも紹介。さらに、フリーメイソン会員の階級を示す「フリーメイソンリング」のレアなコレクションも見逃せない!　本邦初、1冊丸ごとカレッジリングの特集ムック!!


●日本の職人技で輝くフィリップ・カレッジリング
●福岡ソフトバンクホークス森福允彦選手 2011年日本シリーズチャンピオンリング
●スイートロードのスタッフリング
●本場アメリカの老舗Jostensで世界にひとつのカレッジリングをオーダーする
●人気ブランドのカレッジリング
●JAM HOME MADEで手に入れる極上のパーソナルリング
●驚愕のコレクション初公開! フリーメイソンリング165


●【男の指輪物語】貴族の身分証、兵士の勲章、そしてアイビーリーグからスポーツへ
●カレッジリングの読み方/ミリタリーリングの種類
●買えるカタログ
●ビンテージ カレッジリング カタログ(1920～40s/1950s/1960s/1970s/1980s/　1990～2000s)
●ミリタリーリング カタログ(アメリカ空軍/陸軍/海軍/海兵隊/沿岸警備隊/その他)
●フリーメイソンリング カタログ


●マクドナルドのカレッジリング?!
●超レアもの!アイビーリーグ8大学のカレッジリング
●男の指輪はどの指につけるべきか?
●アスリートのチャンピオンリング
●男の指輪のルーツはシールリングだった
●謎のベールに包まれた秘密結社フリーメイソン
●プロフェッショナルの証し 様々な職業リング

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