インディアンの日々 横須賀孝弘著

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【現代人が生きるためのヒントが詰まった、インディアン本の決定版!】

「エコロジー」「自給自足」「地産地消」「省エネ」。私たちの未来に関わる重要なキーワードを、当たり前のように実践してきた人たちがいる。アメリカ・インディアン――北米大陸の各地で暮らす彼らは、それぞれの自然環境や気候風土に適した生活を営んできた。たとえば大平原地帯のラコタ(スー)族は、バッファローの肉や皮、骨、角、内臓などあらゆる部分を利用した。皮はバッグやクツやテントの生地になり、骨はナイフやスプーンに、胃袋は鍋に、膀胱は水筒に、腱や毛は糸になった。糞は乾燥させて粉状にしベビーパウダーや燃料にした。イヌワシの羽根で勇者の証である冠を作り、ヤマアラシの針毛を衣服やモカシン靴に刺繍し、岩山から掘り出したトルコ石で美しいジュエリーを作った。足もとの土をこねて壺を作り、雨を待ち、貴重な水を汲みに川へ降りた――彼らの生き方の根底にあるのは「自然との調和」だ。

本書は、北米大陸の4エリア(大平原・東部森林地帯・北太平洋岸・南西部)に居住したインディアンたちの生活について解説。彼らがどのような家を建てて住み、どんな衣服やアクセサリーを身につけ、動植物をどのように活かして、どんな料理を食べ、遠方への移動や物々交換をどのように行ったか……豊富な写真・イラスト・図説を盛り込みながら具体的に紹介する。

自然のサークルの一部であることを自覚しながら、今日という日々をひたむきに生きたインディアン――その生き方に明日へと進むヒントがある。

【著者紹介】

横須賀孝弘(よこすか・たかひろ)
1954年、神戸生まれ。東京大学法学部卒。現在、NHKエンタープライズ 制作本部 自然科学番組 エグゼクティブ・プロデューサー。
著書『インディアン生活術』(ロングセラーズ)、『ハウ・コラ――インディアンに学ぶ』(NHK出版)、『北米インディアン生活術』(グリーンアロー出版社)、訳書『北米インディアン悲詩――エドワード・カーティス写真集』(共訳 アボック社)、『大平原の戦士と女たち――写されたインディアン居留地の暮らし』(社会評論社)、監修書『北米インディアン生活誌』(社会評論社)など。

【目次】

部族(東部森林地帯、大平原、南西部、北太平洋岸)
住まい(ウィグアムとロングハウス、ティピー、アースロッジ、プエブロとホーガン、プランクハウス)
着るもの(羽根冠、男の上着、女の衣服、ボトムス、ナバホ族のブランケット、チルカット毛布、モカシン、ヤマアラシの針毛刺繍、ビーズ刺繍、ジュエリー、動物素材を使った装飾)
動物・植物(シカの仲間、クマ・オオカミ、ワシ、バッファロー、サケやクジラ、野生の植物、農作物)
旅と交易(陸の旅、馬、樺皮カヌー、丸木舟・皮舟、毛皮交易、南西部の交易所、コミュニケーション)
戦い(イロコイ族の戦い、ラコタ族の戦い、アパッチ族の戦い)
トピック(パイプ、クレードルボード、トーテムポール、容器、カチナ人形、インディアン・フルート、ラクロス、トマホーク、パウワウ)

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